プリンセスの特別な事情


莉子が言うとおり、ここは結構頭のいい学校。私は結構楽に入れたけど莉子は相当な努力が必要だったらしい。


それでも、私やお姉ちゃんと一緒の学校に来たかったなんて嬉しいことを言ってくれる。




「お、ここかな?」


「そうかも。学生さんがどんどん入って行ってるし」


そんなことを言っているうちに私たちは講堂についたらしい。



入っていく学生にまじって私たちも講堂の中に入っていく。


「んー、いろんな人がいるねぇ…。ここ、留学制度がしっかりしてるから外国人も多いね」




莉子が言うとおりこの学校は留学生が多い。


ただ、その留学生も日本のことを学びに来たどこかの国の大企業の御曹司とか日本に進出してきた企業のお嬢様とかとにかくそう人たちしかいない。




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