笑って泣いて笑って
私も恋したいなーって思ったり思わなかったり。
恋ってよく分かんないからね。
(あ、あの人だ)
私の目に写ったのは1-4の男子。
つるんでる人は苦手なタイプの人だけど
その人だけは違うんだ。
いつもニコニコしてて毎日が希望に溢れてそうな感じ。
動物に例えるなら…タヌキかな?
でも名前知らないんだよね…。
まぁ別に知らなくても困らないんだけどね。
「…は!倖芭!」
「え?!な、何??」
「またどっかに意識飛んでたでしょー??」
「ごめんー汗」
「んもー!次理科だから移動だよー?」
「そうだった!!行かなくちゃね!」
私は素早く準備をしてきよちゃんと理科室に向かった。