時を越えて
あれから何時間たっただろ。

私はふと時計を見た。



10時か。


「10時!?」


やばい!
明日も学校なのに!



「風間君、私帰らないと
おじゃましてごめんね
それじゃ」



「あぁ、これから妖怪に気をつけろよ」


「うん」



私はそう言って風間君の家を出た。



妖怪か…。



私も覚醒したら風間君みたいな力を使えるのかな?



その日の私は疲れていたのかすぐに寝てしまった。



……


うぅ~よく寝た!

って、あれ?
ここどこだろ?


私の家じゃないよね?


そこに広がっていたのは見たことのない場所だった。



"目が覚めたな"

琥珀?

"そうじゃ"

ここは何処なの?

"ここははるか昔妾と飛鳥様がいた場所じゃ"

そんなところに何で私がいるの?

"お主に妖怪の恐ろしさを知ってもらうためじゃ
よいかしっかり見るのじゃ"


そう言うと二人の人間と妖怪が出てきた。

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