時を越えて
"今から見るのは海様はすでに見ているものじゃ"


そう言って現れたのは…


「琥珀と…飛鳥…様?」


"さよう
では始まるぞ"


……


「なるほど
だから俺と同じ技を使えるって事か
でも飛鳥の力がやどってるって事は」


"そうじゃ
匂いが強く力も強い"


「じゃ俺よりも城山さんが狙われるな」


"そこでじゃ
二人で異世界にこぬか?"


えっ!?


「待って!
二人がいきなりいなくなったら問題になるよ
それに扉を封印すればいいじゃない」


"それは無理じゃ
海様は覚醒したばかり
力が弱すぎます
それに異世界で一日たってもこっちの世界では一秒もたっておりません"


「そうだな
他の人に危害を加えるぐらいなら異世界に行った方がましだな
しかしどうやって行くんだ?」


"それなら大丈夫じゃ
お主らの学校に池があるじゃろ?
そこに満月が写った時異世界の扉が開く
その瞬間に飛び込むのじゃ"


「ちょっと待て!
満月って…」


"今日じゃ"


「じゃ今日出発するの?」


"そう言うことじゃ"

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