時を越えて
「ここが私の家じゃ」


「えっ!お寺が家!?」


「そんなにびっくりする事ではない
二人とも疲れているじゃろ?
入りなされ」


「風間君、この人大丈夫かな?」

「大丈夫だ
この老人からは妖怪の気配は感じない」

「風間君ってそんなことも分かるの?」


「城山さんは覚醒したばかりだからまだ分からないと思いけど力に慣れて来ると自然と気配が感じるようになるんだ」


「へぇ〜便利だね」


「まあな」


「お主ら何をしておる
さっさと入らんか」


「すいません!
今行きます」



お寺ってなんかすごい所なんだな。


「ここに座って下さい
私は物を持ってきますから」


「はい」


渡したい物って何だろう。


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