時を越えて
次の日


私が起きると風間君はすでにいなかった。


どこに行ったんだろ?


私も起き上がり昨日の老人を捜した。


そう言えば老人の人名前知らないや。
見つけたら聞かないと。


少し歩くと昨日の老人を見つけた。


「おはようございます
琥珀様」


「おはようございます
あの昨日の聞きそびれたんですが貴方の名前は…」


「私は紅序(くじょ)と申します
あともう一人…あっ、歩羅(あゆら)ちょっと来てくれ」


「はい、今行きます」


走って来たのは20歳ぐらいの女の人だった。


「琥珀様、ご挨拶が遅れました
歩羅と申します」


「歩羅は私の孫です」


「綺麗なかたですね」

歩羅さんはもじもじしていて照れていた。

「琥珀様のほうが綺麗ですよ」


歩羅さんって面白い人。


「歩羅、食事の準備はできたかの」


「はい整っています」
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