時を越えて
「海あと少しだ
頑張れ!」


「はぁ、う、うん」


足場が悪いプラスいきなり急になった山道。


あと少し、あと少しと自分に言い聞かせて登り続ける。


……



「つ、着いたー!!」


「海、こっち来て
ほらここが紅序が言ってたところだよ」


そこに広がっていたのは太陽が海に沈んでいる光景だった。



「綺麗ー!
頑張って登ってよかった」



「そうだな
じゃあ太陽が沈む前に扉を封印するか」


「そうだね」


私たちは封印の刻印を探す。


「あった!あったよ凌平!」


「よし、じゃあ練習した通りにな」


「うん!」


紅序さんにもらった数珠を手につけて印を組む。


「準備できたよ」


「始めるぞ」
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