時を越えて
……



「はぁ、はぁ、はぁ」



海、今行くからな。


「うぅ…ぅ…」


バタン。



流石に一気に二人はな。



俺はそのまま目を閉じた。





"…ま"



誰かの声が聞こえる。



"凌平様!"


「飛鳥と琥珀か」


目が覚めるとあたりは真っ白だった。


「俺死んだんだ」


"貴方様は死んでなどおりませぬ"



「じゃあ何でこんなところに…」


"目覚めるのじゃ
夢からも自分からにも"



目覚める…



"目覚めるのじゃ"

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