ラブレター
恋
僕が高校三年生になる頃、当たり前だが、あいは卒業していた。
結局、自分の中学校はスポーツ校だった事もあり、強制的に部活へ入れられた僕は、キャプテンの立場になっていた。
休みの日などに練習へ行くと、時々、隣りのコートでバスケットを教えに来たりする、元キャプテンのあいを、何度も見た。
お互い、付き合ってた人達も変わり、月日だけが過ぎたということが、分かった。
正直、あいに恋したきっかけは、忘れた。
忘れた。と言うより、ずっと憧れていたからか、それは当たり前だったのかもしれない。
部活が終わると、あいと体育館の中で遊んだりもしていた。
勝負事で、負けず嫌いな、あい。
少しでも、勝っている時に、笑いながら喜ぶ、可愛い、あい。
そんな、ある日。
部活が終わって、帰る手段に使うバス停へ向かっている最中、
「あっ、ゆうくんだ。」
と、おーい。って、バスを待っているあいが、手を降っていた。
いつ見ても可愛いな。と思うあいに軽く手を降り、バス停へ、気付かれないように、歩むペースを早めた。
「あっ、ゆうくんだ。」
と、同じ言葉を言ってきた、あいの女の友達も隣りにいたことに今更気付き、歩むペースを元に戻す。
その子も先輩なのだが、誰に聞いたのか、僕のアドレスを知っている人で、たまにメールも来たりする仲だった。
それに、あいと同じく、小・中・高校も一緒だった。
二人の隣りに着き、世間話などをしている時、忙しそうなバスが、僕達の目の前で止まった。
ゆっくりとバスに乗り込み、混んでいたため、立ちながら、あいと話しをしていた。
「免許取ったの?」
「うん。取ったよ。」
いいなぁ。みたいな話をしていて、冗談混じりで、
「なら、映画館にでも連れてって。おごりで。」
と、言うと、いいよ。と、笑いながら返事がきた時に、僕は、恋したのかな。
結局、自分の中学校はスポーツ校だった事もあり、強制的に部活へ入れられた僕は、キャプテンの立場になっていた。
休みの日などに練習へ行くと、時々、隣りのコートでバスケットを教えに来たりする、元キャプテンのあいを、何度も見た。
お互い、付き合ってた人達も変わり、月日だけが過ぎたということが、分かった。
正直、あいに恋したきっかけは、忘れた。
忘れた。と言うより、ずっと憧れていたからか、それは当たり前だったのかもしれない。
部活が終わると、あいと体育館の中で遊んだりもしていた。
勝負事で、負けず嫌いな、あい。
少しでも、勝っている時に、笑いながら喜ぶ、可愛い、あい。
そんな、ある日。
部活が終わって、帰る手段に使うバス停へ向かっている最中、
「あっ、ゆうくんだ。」
と、おーい。って、バスを待っているあいが、手を降っていた。
いつ見ても可愛いな。と思うあいに軽く手を降り、バス停へ、気付かれないように、歩むペースを早めた。
「あっ、ゆうくんだ。」
と、同じ言葉を言ってきた、あいの女の友達も隣りにいたことに今更気付き、歩むペースを元に戻す。
その子も先輩なのだが、誰に聞いたのか、僕のアドレスを知っている人で、たまにメールも来たりする仲だった。
それに、あいと同じく、小・中・高校も一緒だった。
二人の隣りに着き、世間話などをしている時、忙しそうなバスが、僕達の目の前で止まった。
ゆっくりとバスに乗り込み、混んでいたため、立ちながら、あいと話しをしていた。
「免許取ったの?」
「うん。取ったよ。」
いいなぁ。みたいな話をしていて、冗談混じりで、
「なら、映画館にでも連れてって。おごりで。」
と、言うと、いいよ。と、笑いながら返事がきた時に、僕は、恋したのかな。