苺ドロップ
叶音先輩と、光輝先輩と私で
タオル投げをしたあの日から、光輝先輩と
よくしゃべるようになった。
好きなドラマや映画が一緒で
話が盛り上がったりした。
「そういえば、なんで光輝先輩は私のこと知ってたんですか?」
ずっと気になっていたことを聞いた。
もしかしたらこうちゃんかもしれない、そう思っていた。
「あぁ。翔太がさ、しょっちゅう彩ちゃんの話するんだよ。」
え!?翔太が?やっぱ、私が光輝先輩のこと
好きって思ってるんだ!
「翔太、変なこと言ってませんでしたか?」
例えば、私が光輝先輩のこと好きとか・・・。
「変なこと?いってないよ~。普通に学校でのこととか、あとテニス部に入ったのは、彩ちゃんが女子テニス部に入るって言ってたかららしいぜ。」
まさか、翔太って私のこと―――。
「ないないない!」
「彩ちゃんどうしたの?(笑)まさかとか、思ってたり~?翔太に優しくしてあげなよ。じゃ、部活行ってくるわ。」
「え、あ、はい。」
おもわず、ないないない!なんて、声に出しちゃったぁ(汗)
でも、どうなんだろう・・・。