CherryDrop 〜甘酸っぱい恋物語〜
そして目の前にいる人が大声で叫んだ。
「ハンドルをきつく握ってオレに飛び込め!!!」
見知らぬ人だったら飛び込むことなんかできない。
だけど目の前にいたのが鉄だったからアタシは飛び込めた。
ギュッ
アタシは勢いよく跳ねた。
そして鉄の元へ飛び込んだ。
ボフッ
アタシはそっと上を見てみる。
あ。。。怒ってる。。。
「バカ鼠!!!!」
怒鳴られた。
「あれがじーさんだったらとっくに死んでたぞ!!!!!ばかやろう!!!」
「うぅッ。。。」
「まぁ、周りの人もお前も無事だったことがなによりだ。」
さっきの鬼のような顔から、想像もできない笑顔でそう言った。