CherryDrop 〜甘酸っぱい恋物語〜
「おい、鼠ちょっとこい。」














その日の休み時間、アタシは鉄平に呼び出された。













何事だと思ったがついていった。














「なぜ男子の前で言った??」















真っ赤な顔をしてアタシを睨む。

















「それは……………」


















「てめーだから、自己チューって言われ、KYって言われんだよ!!」














そんな冷たい言葉だけ残して鉄平は消えていった。
















「うぅ゛ッ…………」














そんな冷たく突き放さないで…………
















アタシは廊下だったけれど許してもらうのに必死で、大声で


















「ごめんなさい!!!!!!」

















そう言った。






















鉄平が振り向く。


















「許してもらえないことは分かってる!!!だけど……………」



















鉄平がこちらへ向かってきた。














「黙れ。廊下じゃうるせー他の奴らに迷惑だろ。ちっとは考えろ。」

















そんなコトだけ言って、廊下を走って行った。










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