恋人未満、幼なじみ未満。(仮)



所変わって、また私はバイクの上で絶叫していた。



「死~~~ぬ~~~!」


「少し黙るためには良いと思うよ。」



………へ?


幻聴デスカ?

一瞬可愛い顔が黒く歪んだ気がした。



「ははっ、冗談だよ。」


「そそそそ、そうですよね!」



直ぐにまた天使の様な笑顔に戻ったので良しとした。


「あの、取り敢えずお聞きしたいのですが何処に行こうとしてます?」


「デートしようかなって。」



「デデデ、デート!?」



再び絶叫の幕開けだ。



< 41 / 43 >

この作品をシェア

pagetop