恋人未満、幼なじみ未満。(仮)
所変わって、また私はバイクの上で絶叫していた。
「死~~~ぬ~~~!」
「少し黙るためには良いと思うよ。」
………へ?
幻聴デスカ?
一瞬可愛い顔が黒く歪んだ気がした。
「ははっ、冗談だよ。」
「そそそそ、そうですよね!」
直ぐにまた天使の様な笑顔に戻ったので良しとした。
「あの、取り敢えずお聞きしたいのですが何処に行こうとしてます?」
「デートしようかなって。」
「デデデ、デート!?」
再び絶叫の幕開けだ。