恋人未満、幼なじみ未満。(仮)
「んー、どうするここちゃん?」
「いや、あの…私は…」
その後またバイクは怪しい裏通りを駆け抜けた。
そして人生初のBarに入った。
"LOVE CHELLY゛
ピンクネオンの早朝だというのに光っ放しの看板にショッキングピンクの建物。
見るからに怪しいわけで、初デートだというのにムードも糞も無かった。
店内も予想通りピンク一色で店主のセンスを疑う。
そんな店内の雰囲気に似合わずお客さんはイカツイ兄ちゃんばっかりで更に泣きたくなった。
店主は何故か不在で流れでいつの間にかカウンター席に着席していた。
そして今
メニューと私は睨めっこしていた。