忘れ雪~君への想い~
春の始まり・・・。
あれは、2月の半ば。

大学受験の合格発表の日だった・・。

あたしは、自分の番号があるか掲示板を見て、

ドキドキしていた。

番号は、6857。

あるかな・・・。

上から順番に見ていくと・・・。

あ!あった!!

あたしは嬉しくなり涙が出た。

家に電話して、親も大喜び。

そんな嬉しい気持ちで家に帰ろうとした。

その時・・・。

あたしは、初めて『忘れ雪』というのを見ました。

凄く綺麗で、何かを思い出させるようなそんな感じの

雪でした。

あたしは、思わず空を見上げて笑顔になった。

すると、あたしの隣で笑顔になっていた人がいた。

彼もあたしと同じことをしていた。

あたしは、何だか恥ずかしくて俯いた。

すると・・・。

彼があたしに話しかけてきた。
< 1 / 27 >

この作品をシェア

pagetop