忘れ雪～君への想い～

「・・いるよ。片思いだけど・・。」

「そうなんだ・・。そっか・・・。上手く行くといいな、そいつと・・。」

え？それって・・・。

「蓮？」

「俺、応援すっから！分かったら色々教えろよ？」

「・・・。」

・・バカじゃん？何それ？

ホント、女心分かってないよ・・。

あたし、何でこんな奴好きなんだろ・・。

そう、思うと自然に涙がこぼれた・・。

そんな七海を見た蓮は、驚いていた・・。

「？・・どうしたんだよ？」

「・・帰る。」

「は？何だよ、それ・・・。」

帰る支度をする七海の手を掴んだ。

「痛い！離して。」

「何で帰るんだよ？理由言えよ。」

「理由言わないと分からないなんてホント鈍感だよね？」

「鈍感？何でそういう言葉が出るわけ？」

「何でか自分の胸に聞いてみたら？」

蓮の手を振り払おうとして、帰ろうとした時、つまずいて転びそうになったとこを蓮が受け止め２人もその場で転んだ矢先に・・・。

キスしちゃいました・・・。

あまりにも唐突な事でビックリした２人・・・。

お互い何も言えず顔さえ見れない状況・・。

「・・・（///）」

「・・・(///）」

そんな２人の元へ優斗と晴香が帰って来たのです。