忘れ雪~君への想い~
そして、蓮は七海と話をする事になり、優斗は、晴香と別の場所で行動する事になった。

「蓮君と七海とちゃんと話してるかな・・。」

「大丈夫だよ。後は、2人次第だからさ・・。」

「うん。そうだね・・・。」

すると、優斗は、晴香の手を繋ぎながらアクアチューブ

の中へ入り、エスカレータで上がっていた。

ガラス一面には、小さい魚、大きい魚、サメ、エイ等

がゆっくりと泳いでいた。

「うわああ・・。綺麗だね~・・。来て良かった~。」

「そっか・・。晴香ちゃんホント水族館好きなんだね・・。」

「うん。心が落ち着くの。ずーっとここにいたい位だよ・・。」

「じゃあ、俺と・・一緒に居てくれる?・・ずっと・・。」

「え?・・優斗君?それって・・・。」

晴香は、戸惑いながら優斗の顔を見つめた・・。

「晴香にとって俺の存在・・教えてくれないか?」

「優斗君・・・。あたしは・・。」

あたしは、好きだよ。優斗君が・・・。

今、目の前にいるあなたが好き・・。

優斗の真剣な瞳が晴香を惑わせる・・。

俯く彼女に優斗は・・・。

「1回外出ようか・・。」

「え?優斗君?どこ行くの?」

「いいからついて来て。」

そう言いながら晴香の手を引いた優斗。

晴香は、優斗の言われたまま外に出ていた。
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