密フェチ*花火
ふいに、涙がこぼれて、浴衣を濡らした。
そでから、タオルを取ろうとした時、急に手が引かれて、次の瞬間には、先輩の胸板が、頬にあたっていた。
「えっ…先輩…?」
突然のことで頭がついていかない。どうして、、、?
「日菜は、俺といてつまらない?」
耳元で先輩の低い声が響き、抱きしめられている背に力を感じる。
今まで男性経験のない私にとって、初めて本気で性差を感じさせるほどの、強い力だった。