続!?パパとママのヒミツ♪
「なるほどな」
ぽんと、肩を叩かれて振り返ると想がいた。
「もしかして田山君に教えてくれたのって、想?」
「お義母さんから連絡があったんだ。で、田山を連れて来たってわけ」
「そっか」
視線を二人に戻した。
これから、この二人は本当に大変な日々が待っていると思う。
だけど、きっと、きっと
その大変さがなくなるような時も来るから。
「いこうか、メイ」
「うん」
いつまでも抱き合っている二人に背中を向けて歩き出した。