続!?パパとママのヒミツ♪
「なんか、昔のあたし達みたいだったね」
「つかそんな昔でもないけどな」
あたし達は手を繋いで歩く。
ぎゅっと握られた手から伝わる体温。
それがあたしに安心を与えてくれる。
「赤ちゃんか」
「どうしたんだよ、急に」
想が不思議そうな顔であたしを見る。
「赤ちゃん、出来たら人の人生って本当に変わるよね」
「そうだな」
「想は変わった、よね?」
「まぁ、まさかこんな早くに出来るとは思ってなかったけど」
「けど?」
「俺はお前と一緒になるつもりだったし?」
「想…」
想の言葉が嬉しくて、つい頬が緩んでしまう。
「何笑ってんだよ、気持ち悪い」
「えへへへ」