続!?パパとママのヒミツ♪


静まり返った教室に、あたしの声が響いた。



暫くの間沈黙が流れて、


床に横たわっていた男の子が立ちあがって田山君を睨んだ。



「言われて当然だろう?荒川杏子は汚れてるって、事実じゃんか」



荒川さんが


汚れてる?




どういう事なの?



想を見つめるとただ黙って頷くだけだった。




「あいつもさ、バカだよな、子供産むとかさ、そんなの、無理に決まってんじゃん」




そう言われて、黙っていられなかったのは



あたしの方だった。








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