続!?パパとママのヒミツ♪
ぼうっとしていたからか、転びそうになって目を瞑った瞬間
誰かに掴まれ、転ばないで済んだ。
「大丈夫?」
田山君があたしを立たせてくれた。
「あ、ありがとう」
「いや、別に」
良かったぁ~転入早々恥ずかしいとこを見せる所だったよ。
ふうっと息を吐くと
「バカ」
小さく呟く想の声が聞こえた。
「ば、バカってそんな言い方」
しなくてもいいじゃないっ!
「田山君、すまない」
「いいんだよ、これくらい」
「こいつ、本当にバカだから」