続!?パパとママのヒミツ♪
なんだ、って何よ、その言い方。
「せっかく..」
「せっかく..何?」
今度は想がニヤニヤしてあたしの傍まで来る。
「せっかく..」
「もっと好きになっただろ?」
「なっ!」
どこまでも意地悪な王子様があたしの頬に手をそっと置く。
「そ、想..」
「目、閉じろよ」
低い声で耳元で囁かれると、あたしの体はまるで魔法にかかったかのように
言われた通りにしてしまう。
「想?」
「メイ、好きだよ」