俺様彼氏の甘い罠




「 普通にしてたら見えないし
  ・・・・大丈夫だろ 」


「 ・・・・先生? 」




私が押していたせいか
先生のネクタイが曲がっていて
すぐにそれに気付いた先生が
直しながら”なんだよ”って
私を見下ろした。

















「 ・・・・・なんでも、ない・・・です 」




やっぱりみんなに自慢したいくらいに
かっこいい・・・




「 じゃあ、資料集めておくから
澪も考えて来いよ? 」


「 ・・・・ 」


「 返事は? 」


「 はいっ 」




じゃあな、って先生はそれから
職員室へ行って、私はそのまま
家へ帰った。




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