俺様彼氏の甘い罠
「 ・・・・・ん・・・ 」
目を覚まして最初に
目に入ったのは、
先生の大きな手だった。
先生に背中を向けて
寝ていた私を後ろから
抱きしめるようにして
先生は寝たらしい。
あんなことがあったのに
安心して眠れたのは
きっとこの優しい体温のおかげ。
・・・・朝ご飯、用意してあげようかな?
お礼も兼ねて、って
眠い目を擦って体を起こすと
先生の手はずるり、と
シーツの上に落ちた。
「 ・・・・・ 」
起きたかな、って心配になって
しばらく先生の寝顔を見ていたけど
起きる気配なんてなくて
ホッ、と胸を撫で下ろして
ベッドから下りる。
縁に腰掛けて欠伸を零して
カーテンの隙間から差し込む
眩しい光をぼんやりと見ながら
何を作ろうかな、なんて
そんなことを考えていた。