俺様彼氏の甘い罠




朝から驚きすぎて
目が覚めてしまった私は
ウォーキングでも行くのかなって
首を傾げたら私を抱きしめていた
先生の腕がゆっくり上がってきて、













「 こういうこと 」




寝惚けているのか、いつも以上に
頭のネジが緩んだ行動をしてくれる。




胸に触れながら先生が耳朶を噛んで
それだけでも何がなんだか
ついて行けなくて、




「 いっ・・・・ 」


「 寝れます。寝ます 」




やわやわと動いていた先生の手の甲を
抓ると元の位置に戻って行った。




「 ・・・・俺が起きるまで起きるなよ 」


「 どうしてですか? 」


「 お前抱いてるとよく眠れる・・・ 」




言い終わるか終わらないかで
規則正しい寝息が聞こえてきて
寝るの早いなって笑っている内に
いつの間にか私も寝てしまっていた。




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