俺様彼氏の甘い罠
「 ・・・・なるわけないだろ・・・ 」
ぎゅっ、と抱きしめられて
私はそのままの体制で、
小さく息を吸った。
「 昨日────────────・・ 」
結花ちゃんがお昼ご飯を買いに行った後、
会長が来たこと、ネクタイを取られたこと、
会長が私たちのことを知っていたこと、
それから、それから・・・・・
「 ッ・・・・・私、・・・ 」
会長と、何度も何度もキスをしたこと。
途中から涙が溢れ出して来て、
止まらなくなって。
先生は私の肩に顔を埋めながら、
時々を相槌を打って話を聞いてくれた。