俺様彼氏の甘い罠




「 いいんですか?
  ”俺に”そんなこと言って 」


「 誰に口聞いてんだよ?
  ”俺が”ガキに従うわけねぇだろ 」




再度、楽しそうに目を細めた会長が
私を見て、手招きした。




「 公の場で同じこと言えます?
 






   ────────俺なら言えますけど 」




2人の威圧感で足が動かない私は
先生の口を塞ぎたくて仕方なかった。




先生の言葉は嬉しい。
一言一言に胸が高鳴る。




だけど、このままだときっと
会長はバラしてしまう。
私たちはバレちゃいけない。




・・・・一緒に、居れなくなる・・・・




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