俺様彼氏の甘い罠




「 ・・・本当、ですか・・・? 」


「 まぁ、意地悪はしないよ。
  その代わりに・・・ 」




カチャッと会長が後手で
鍵を閉めて、私の腕を引いて
額にキスをされた。




教室の前のドアから
入ってきた私はその場で
後ろのドアへ向かう会長の
背中をぼんやり眺めていた。











「 これからは、うんと優しくしてあげる 」










────────ガラッ




じゃあね、って会長は後ろのドアから
出て行って、その代わりに前のドアから
先生が入ってきた。





< 187 / 231 >

この作品をシェア

pagetop