俺様彼氏の甘い罠
「 可愛いことするじゃん 」
「 えっ・・・・わっ!! 」
澪のくせに、って小さく
笑った先生が私を抱き上げて
そのまま寝室へと向かい出した。
リビングの電気を消して、
真っ暗な寝室へ入る。
先生の家は居心地が良くて好き。
何より、人目なんて気にせずに
先生とくっついていられるから好き。
「 ・・・・澪? 」
「 ・・・・好き 」
「 ・・・・うん? 」
「 ・・・・直斗も、直斗の匂いも、
すごく、いっぱい・・・大好き 」
ベッドに降ろされて、背中に感じる
冷たいシーツの感触と全身を包み込む
先生の匂い。
柔らかい髪が顔にかかって、
くすぐったくて先生の髪に
手を差し込んで先生の髪を
かき上げた。