俺様彼氏の甘い罠




部屋の電気は点いてなくて、
暖房もついてなくて。




暗くて、寒くて。




「 ・・・お前は夜になると
  甘えん坊になるよな 」


「 そう、ですか? 」


「 ん、可愛いけど 」




微かに震える私の身体を
先生が抱きしめて、
毛布と布団を掛けられた。




「 澪 」


「 ・・・ん 」


「 可愛い 」


「 っ・・・ぅん・・ 」




キスの合間にボソッと
先生の口から零れる言葉に
顔が、身体が、熱くなっていく。




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