俺様彼氏の甘い罠




こんなに寒いのに、
先生は相変わらず温かくて、
しがみついていたら
私まで温かくなってきた。




それからしばらくキスに溺れて、
数え切れないほどの”好き”を言って、
ふっ、と先生の唇が離れた。













「 ──────────今夜は寝かさない 」




耳朶を甘噛みされて、
ビクリと身体が跳ねた。




・・・・それ、って・・・・




「 ・・・って言いたいんだけど
  さすがの俺も眠い・・・ 」


「 ・・・え? 」


「 来い、寝るぞ 」




甘い雰囲気は先生の眠気に
吹き飛ばされて、先生が
両手を広げて私を呼んだ。




< 205 / 231 >

この作品をシェア

pagetop