俺様彼氏の甘い罠
こんなに寒いのに、
先生は相変わらず温かくて、
しがみついていたら
私まで温かくなってきた。
それからしばらくキスに溺れて、
数え切れないほどの”好き”を言って、
ふっ、と先生の唇が離れた。
「 ──────────今夜は寝かさない 」
耳朶を甘噛みされて、
ビクリと身体が跳ねた。
・・・・それ、って・・・・
「 ・・・って言いたいんだけど
さすがの俺も眠い・・・ 」
「 ・・・え? 」
「 来い、寝るぞ 」
甘い雰囲気は先生の眠気に
吹き飛ばされて、先生が
両手を広げて私を呼んだ。