俺様彼氏の甘い罠




「 結花ちゃん開けてよっ!! 」




ドアを叩きながらそう言えば
”行ってらっしゃい”と
結花ちゃんを含む数人の女の子の声が
ドアの向こうから聞こえてきた。




・・・・こんな格好・・・無理だよ・・・




出し物を決めるときにまず最初に
出たのは定番の”メイド喫茶”だった。
遊び半分に出てきた意見を適当に
黒板に書き出していって、




遊び半分に決まったのが、












───────────────キャバクラ。




「 ・・・・ 」




みんな長いドレスなのに、
私はサイズがないから、と
・・・・・短い丈のドレス。




制服のスカートだって
こんなに短くしたことないのに、なんて
考え出したら止まらなかった。




とにかく今はどこか隠れよう・・・




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