私の彼氏はかっこよくない
え・・・

どういうこと?よくわかんない。急すぎてよくわかんない。

でも・・・太一・・・・・まだ何も答えてないよね・・・。

チラッっと太一のほうをみてみると。

太一はいつものまじめな顔(真顔)だった。

よくこんな状況で・・・

「うん。わかったよ母さん。どっちについていくかは決まったらいくよ。」

太一の言葉にみんなはもちろんあたしもおどろいた。

どうしてこんなに大変な状況はなのに太一は普通にしてられるの?

もう一度太一のほうを見ると太一は泣きそうだった。

手に力をいれて涙をこらえていた。

それをみてたらなんだか自分まで泣きそうになった。

「太一、ごめんねほんとごめん。母さんほんとに太一にわるいと思ってる。」

おばさんが太一にあやまると太一は耐え切れなくなって走って家を出て行ってしまった。

きづくと私も太一を追いかけて走っていた。

気づくと家からちょっと離れたコンビニまできていた。

すると、太一が急に止まって、つまずきそうになった。

「ちょっ太一なんで急に・・・」

「・・・・・だろ・・・・。」

「え?何?聞こえない。」

聞き取れなかった太一の声を聞きなおした。

なんだか、いやな予感がした。

「お前にはカンケーないだろ!ほっとけよ!いちいち余計なお世話なんだよ!」

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