ヤンキー男子達



『葵君。今日を最後のデートにしてほしい。』

少し声が震えた

どうしていいかわからなかったけど、葵君の瞳をずっと見てた。


「なんで?」

『ごめん』

「理由聞くのもダメ?」

『…私好きな人ができた。』

「そっか。いつから?」

『1ヶ月前ぐらい』


刀太とけいさんとの事件以来。


私はこの気持ちに気付いたんだ。


「俺はもっと前から気付いてたけどな」

『えぇ!?いつ??』


「いつだっけ?俺ん家きた日かな!!」


そんな前から……

私は気づきたくなくて必死だったから

わかんなかった。


けどもう態度や顔にでてたんだね。

< 126 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop