ヤンキー男子達
葵君のほうが辛いよね。
なのにすごく…すごく優しい。
その優しさで、こんな馬鹿な私をいつも見守ってくれたんだよね。
「最後だから楽しもーぜ」
『うん…』
「最後ぐらい笑えよ??」
私は涙を拭き取って満面の笑みをみせた。
『うん!!』
この手を繋ぐのも最後。
まわりから見たらなかいいカップルに見えるんだろうなぁー
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あっというまにすぎた時間。
「ナル俺幸せだった」
『ありがとう。私もだよ』
「そいつのとこ行ったら笑顔でいるか??」
『うん!!』
「約束な?泣いたら俺が奪いにいってやるよ♪」
『へへっ泣かないもん♪』