生まれ変わっても君に恋をします。
## 1章
# 出逢い
「可哀想に…」
「遺産なんてあるの?」
「………」
口々に聞こえる親戚の声
私は17歳にして喪主を
つとめている。
母がなくなった。
父は私の記憶のある頃には
もういなかった。
母になぜ居ないのか
聞いたこともなかった。
母は病弱で私は一人っ子
いつも寂しかった。
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# 出逢い