恋の方程式
まず動き出したのは、意外にも蓮だった。
「学級委員は、篠原と花園で決まりな。」
おいおい、マジかよ…←翔
蓮に先越された…←侑
いいなぁ~←淕
めんどくさそう…←瀧
それぞれ、焦りを感じ始めた一日目だった。
その頃蓮は…
学級委員を一緒にやっとけば、何かと一緒に居られるからね。
今日誘ってみよう。
「篠田さん、今日空いてる?」
「ごめん。空いてない。」
断られた?
まさかの答えだ…
今まで俺から誘って断られた事ないのに…
あり得ない…
これは、なかなかいいゲームになりそうだ…
「そっか。じゃあ、また明日。」
「また明日。」
本当に不思議な子だ。
顔も赤くしないし、誘いもOKしない。
もしかして、興味ないとか?
あり得るな。こんだけ一緒にいるのに、反応か薄いなんて…
楽しくなりそうだけど、手間がかかりそうだ。
これから、どうしようか…