恋の方程式

納得してない淕とみんなを置いて、瀧はどんどん進む。


「ねぇ、どこまで行くの?離して。」


「黙ってついてきて。」


この時、瀧はやっぱり男の子なんだって思う。

いつも、控えめだし、淕がいないと何にもできないと思っていた。









連れてこられた場所は、あの公園。

昔、瀧が泣いてた公園。

私たちが出会った公園。


「久しぶりだね・・・。」


「うん・・・。」



ここに連れてきて、何がしたいのかな。











「覚えてる?ここ俺たちが初めて出会った公園。」


「覚えてるよ・・・。」


「ここで、雪ちゃん俺の事慰めてくれたよね?」


「うん・・・。」


「今度は、俺が慰めてあげる。」


「えっ!?」




ギュッ



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