恋の方程式
「おはよう・・・。」
「あらまあ。雪乃ちゃん、その顔どうしたの・・・??まさか、寝れなかった??」
「うん・・・。」
「ちゃんと寝なきゃダメじゃない!!渉に会うんだから。」
「渉。本当だったんだ・・・。夢であって欲しかった・・・。」
「なにが本当なの??まぁ、いいわ。早く学校行きなさい。」
「はい・・・。いってきます。」
「いってらっしゃい。」
おばあちゃんは、めっちゃニコニコで見送りしてくれた。
この顔が、本当だと物語っていた。
あははっ・・・。
マジなんだ・・・。
私は、俯いて学校に向かった。
今日が転校初日なんて、酷すぎる。
気分が低すぎる。
「はぁーっ」