恋の方程式
「落ち着けないよ・・・。二人が喧嘩するところなんか見たくない・・・。二人とも私にとっては大切な人だから・・・。」
「分かった。俺たちが悪かった。だから、どこかに行くなんてやめてくれ。俺は、お前をずっと待ってたんだから。」
「でも・・・。」
「どこかに行くなら、俺の傍に居ろ!!俺は、雪乃を泣かせたりなんかしない。離れたりもしない。」
「待てよ。俺たちも雪乃が必要なんだよ。」
「お前は、黙ってろ。」
「俺たちにも言う権利はあるだろ?雪乃、今までの事は悪かった!謝って済むことじゃないけど、俺たちの傍にいて欲しい!!俺たちと一緒に戻らないか?」
「えっ?翔たちと?」
「ああ。」
「でも・・・、私に消えて欲しんじゃないの・・・??」
「それは、頭が混乱して・・・。ごめん・・・。言い訳にしか聞こえないよな・・・。」
「雪乃ちゃんどうするのかね?渉か、この子達か。」
「おばあちゃん・・・。」
渉か、翔たちか??
決めれない。
どっちをとっても傷つけることになる。
私は、どうしたらいいの??
「雪乃ちゃんの好きなようにすればいいさ。」
「おばあちゃん・・・。」