恋の方程式
みんな、こんな私を連れ戻しに来てくれて、ありがとう。
「雪乃。」
「翔・・・。」
「「ごめん!!」」
私と翔が同時に謝った。
この光景を見ていたみんなは、目をパチパチ。
だって、翔とはもるなんてね。
「雪乃も、同じこと思ってたんだね。」
「うん。今度翔に会ったら謝らないとって思ってたの。」
「そうか。」
「翔はなんで私に謝ろうと思ったの?」
「傷つけたから。」
「えっ?」
「俺お前から消えろって、雪乃にとって酷い事を言った。本当は違うのに。傍にいて欲しかったのに。」
「翔・・・。私も翔に酷い事を言った。翔の傷を抉るようなことを・・・。本当にごめんね?」
「いいよ。こうしてまた戻れたんだから。」
「そうだね。」
そして、私たちはお互い笑いあった。
ひとつ壁を越えたように・・・。
「ちょっと!!俺たちを置き去りにするな!!」
「ごめん、ごめん。」
侑が、よっぽど私たちに置いてきぼりにされたのが嫌だったのか、それからずっと翔に引っ付いている。
なんか、ゲイみたいwww