恋の方程式
「!?なんですか??」
もちろん、いきなりの事で彼女は驚いた。
「いや、俺も今日は買いません。そのかわり、この後時間があればお茶をしませんか?」
翔は彼女の事を知りたかった。
「えっと、ちょっとしか時間がないけどいい?」
どうやら、翔の誘いにのかったようだ。翔は嬉しかった。
「もちろん。じゃあ、行こう。」
一人で通った本屋の出入り口を、今は二人で通った。
彼女の名前は、遠藤美波(エンドウミナミ)
学校は、翔と同じ。
モテモテ。
彼女の情報はここまでしか、知らなかった。
でも、今日お茶してみて分かったことがある。
遠藤さんは、翔の事を知らなかった。
よく、利用する本屋が翔と同じ。
一人っ子。
告白は、月の4~5人。
もちろん、驚いた。
翔を知らないことから、告白人数まで。
遠藤さんいわく、告白が鬱陶しいそうだ。
翔はこの時点で、遠藤さんを気になり始めた。
遠藤さんの時間が来たので、別れた。
その後、学校でも遠藤さんの事を見つけるようになった。