恋の方程式

遊び。


「そうか。そういう事だったのか。ワハハハッ。この際言うが、俺もお前の事遊びだったんだぞ?」


「なぁっ!?」


「俺は、女と付き合ったことがなくて、今回こんな可愛い彼女を持ってて嬉しいよ。それにいい経験になった。」


「そんな・・・。」


「知らないのか?俺は裏ではかなりの遊び人だぞ。」


「そんなの、知らない・・・。」


「知らないっか。俺の事を隅々まで調べていたはずなのにな。」


「なんで、知ってるの?」


「俺が知らないとでも?呆れた。お前と付き合い始めてからずっと知っていたよ。」


「そんな・・・。やっぱり、貴方には心がないのね。少し信じ始めていたのに・・・。」


「その言葉も嘘か?嘘が上手だな。将来詐欺師にでもなれば?」


「・・・っ」


「じゃあ、これからは気を付けてね。いろんな意味で。」


ここから、早く抜け出したい。

逃げたい。

























涙が流れる前に・・・。








< 225 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop