恋の方程式

乗り越えて・・・

――――翔side


雪乃は知っているかな?

俺の過去を・・・

いつかは、自分の口で言わないといけないことぐらい分かっている。

でも、恐い。

また、失いそうで・・・。

今回みたいに居なくなりそうで・・・。







過去の事を考えると、どうしても後ろ向きになってしまう。




何かが、壊れそうで・・・。







「・・・う。翔??」


「わぁ!?」


「そんなに驚かなくても!!考え事??」


「そんなんじゃないよ。」


「本当に??何かあったら、私たちに言ってね?いつでも、受け止めてあげるから。」


「うん、ありがとう。雪乃。」





俺は、本当にろくでなしだな。


こんなことを言ってくれてるのに、なかなか話す気になれない。



もちろん話したい。


話して、もう一度一からやり直したい。






なのに・・・









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