恋の方程式


『放課後毎日、翔はダンス教室に行ってたんですよ。』


これって、私のために習ってくれたって事だよね?

なんか、いつも堂々しているのに、影では努力してるんだ。
胸キュンしちゃったよ~
私のために頑張ってくれたんだから。
自然とニヤニヤしてしまう。



「雪乃さん、そろそろニヤニヤやめてください。翔がまた嫉妬します。」


「ごめん。なんか、嬉しくて♪」


「ほどほどに。」


「はい(ニヤニヤ)」



私が幸せに浸っていると、いつの間にか音楽が終わっていた。
どうやら、休憩時間のようです。



「「雪乃ちゃん~!!!一緒にご飯食べよ!!」


「いいよ」


だいぶ、この環境に慣れた。
みんな優しくて良い人ばかり。
だから、素直に喜べるのかな?


分からないけど、過ごしやすい環境っていう事かな?


「待て、俺も行く。」


「翔///」


「何、赤くなってんだよ。」


私は思わずさっきの蓮の言葉を思い出してしまった。

恥ずかしい~
まともに翔の顔見れないじゃん!


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