LOTUS~あなたに出会えたから~
私たちはその夜、一時も離れずに寄り添って眠った。

どちらかが目を覚ませば、そのたびにキスをして眠りから起こされたり起こしたり。

私はぼんやりと、これは夢なのかなぁとまどろみの中で感じ少し悲しくなった。

朝起きて、彼とは時間をずらしてそれぞれホテルの部屋を出た。

二人で過ごした時間があまりにも濃密すぎたせいか、夏の日差しの中、寂しさと切なさに揺さぶられクラクラした。

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