LOTUS~あなたに出会えたから~
そんな考えが思いついても、私の気持ちは割り切れるようなモノじゃなかった。

残された私は、ひたすら悲しい春休みを送った。

大介の事を思い出さない日は無かった。
辛さが日常に染み付いて離れなかった。

やがてなんとか自由という事を受け入れ始めた頃、
別れから半年程経った17歳の誕生日の頃に、大介が突然電話をかけてきた。


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