LOTUS~あなたに出会えたから~
大介のバンドは3番目だった。

彼の姿がちゃんと見たくて人と人の隙間を探してなんとか前の方へ移動した。

ギターを肩にかけた大介が、ほんの数メートル先に居る。

おもむろに演奏が始まったその時に、私は「あれ?」と思った。

民俗音楽のようなイントロ。
昔の大介のバンドとはまったく違う雰囲気だった。



















































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