アイの愛
次の日病院に行ったが
ベッドがいっぱいと断られた

姉が言うには
おろすにはギリギリだからだろうと言った

2件名の病院に入院することになった

周りにはお腹の大きな妊婦さんがいて
私はうつむいていた

診察が始まり
おろすまでの過程を
説明された

最初の日から
始まった

まずは
子宮を開くことからだった

普通の出産は
赤ちゃんが出たくなったら自然に開くが
私の場合無理矢理出すため棒のようなものを何本も入れ開いていく

初日は5本

手を握ってくれている
看護婦さんが
みんな痛くて叫ぶのにあなたは偉いねと言ってくれた

その日の夜
お腹に手を当てると
まだ赤ちゃんはしっかり動いていた

泣きながら謝った

「元気な姿で産んであげられなくてごめんね。愛してるよ。大好きだけど本当ごめんね」

おなかに手をあて
眠った
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